のらくら農場
長野県

信州 北八ヶ岳 標高1000メートルの山奥で、年間約60品目の野菜を化学合成された肥料や農薬を使わず、
料理には5つの味「塩味・甘味・酸味・苦味・辛味」がありますが、のらくら農場の野菜は、
素材に<旨み>が加わるように栽培しています。
千葉県から長野県佐久穂町に移住し、就農20数年経ちました。
勤め人の時代に、部下を持ったことがなかった僕は、チーム経営の難しさに七転八倒してきました。
そのたびに、「こうしたらいいのかも。」と変化してきました。
そして私達の栽培は、科学の知識も必要な非常に複雑な仕事です。体も使いますが頭も使います。
土の分析や綿密な肥料設計といった科学的な手法と、葉の艷や形などから診断する感覚的な手法を組み合わせて野菜を作っております。
隣り合う畑であっても土の性質が違うこともれば、栽培する野菜ごとに使う肥料も変わります。土を科学的に分析し、畑ごと、作物ごとに、どういった肥料をどのくらい施せばいいかを「設計」しています。化学合成された肥料や農薬は使用せず、メインとなる堆肥のほかに、牡蠣殻や鉱物由来の各種ミネラル資材など20種類を超える肥料を使用しています。
【栄養価コンテスト通算10冠達成!】
2019年、オーガニックエコフェスタ栄養価コンテストにグリーンケール、レッドケール、かぶの3品を出品。レッドケールは優秀賞、グリーンケールとかぶは最優秀賞を受賞、総合グランプリもいただきました。
【まかないをみんなでつくり、食べる】
おいしい野菜を出荷する!その特務を果たすべく日々の忙しさに追われて、気がつけば日々の食事がおざなりに。農家でありながら野菜不足(笑)なんてそんなの本末てんとう虫。
健康な野菜を育てる人が、健康であってほしい。農場メンバーの体を案じた幸代さんが決心した。「居間を開放してまかないをやってみます。」
【「いい仕事をしよう」が合言葉】
夫婦で小さくやっていた農場も少しずつ増えてきて、農繁期には約20名のスタッフで畑を走り回りながら、年間50~60品目の野菜を栽培しています。
勤め人の時代に、部下を持ったことがなかった僕は、チーム経営の難しさに七転八倒してきました。そのたびに「こうしたらいいのかも」と調整しながら、チームで質の高い野菜を、それなりの量、時期を狙って作ることができるようになりました。書ききれませんが、今だどり着いたスタイルは、次のようなものです。
●「怒ることを禁止」のルール
●「横に立つ」コミュニケーション
●「誰にでもできる簡単な仕事」にしなくていい
●「評論家ではなく解決者に」
●「60:60の関係」でいこう など